平成31年2月第3週のエントリー戦略

押し目買い or 暴落

 先週は21,000円での攻防に負けて、一時20,200円を割るところまで下落しました。2/7ナイトの時点までは、20,800円を維持していましたが、2/7デイの寄り付き直後からそこを割り、するすると下落が始まりました。

 今回は、21,000円の手前で売り指値を入れていた個人投資家さんもたくさんいたようですね。20,950円辺りの売り板がだいぶ厚かったので、これは21,000円厳しいなと思って見ていました。逆にもし21,000円を超えてくるようなら、買いで取れる相場になっていたと思います。

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日経225ミニ(3月限) 1時間足

 上図は、先週の下げ局面を1時間足で見てみたものです。高値20,950円から20,160円まで、わずか2日間でおよそ800円もの値幅で下落しています。これはおおよそ3週間分の上昇を一気に帳消しにしてしまっています。今年に入ってからのNYダウの上昇と比べると相当な違いです。相場参加者の日本株に対する見方がいかにネガティブなものかが分かります。

 さて、では今週はどういう戦略を考えているかと言うと、まずは最後の戻りがどの辺りで止まるのかを観察してみます。

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日経平均 日足

 こちらは日経平均の日足です。もし、今回の下げがSQ思惑も含む一時的なものだったとしたら、今は押し目買い局面になります。逆に昨年10/2や12/3を高値とした暴落の始まりだったとしたら、下落幅はこんなものでは済まないはずです。

 世界の政治経済動向をみると、先行き不安なものばかりです。米中の問題、英とEUの問題、円高懸念などが代表的なものです。このうちのどれか1つが破裂するだけで、かなり強烈な下げになるはずですが、逆に言うと、ポジティブニュースが流れた時の上昇圧力もすさまじいものがあると思うので、逆指値ロスカットは必ず入れておく必要があります。ほとんどの時間、相場見られないですからね。

 もし上昇局面になったとしても、さすがにこのままV字では回復しないでしょうから、どこかで揉みあう場面を作るはずです。その揉み合いを上に抜けたら買いエントリー、下に抜けたら売りエントリーすることにします。